人と人との繋がりが大きな結果を生み出す。
世界の歴史の中で、人的ネットワークが拡大していき大きな組織になるということは多々あります。
それは時に国家であったり、宗教であったり、ナショナリズムであったり、形は様々です。
今回はフランスから発展していった貧困層の住民に庇護を与える団体、聖サンヴァンサン会 (SSVP : Société de Saint-Vincen-de-Paul )についてお話ししようと思います。(試験に出そうだからです)
この団体は先ほど言ったように貧困層の住民に人的支援をすることを目的とした慈善団体です。現在では148か国、80万人ものボランティアがこの団体に属しています。
また、全世界で講演会をしています。講演会(Conférénce)を最初に始めたのは実はSSVPなんです。
これだけ大きな組織は一体どのように発展していったのでしょうか?少し見ていきたいと思います。
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聖サンヴァンサン会は1833年4月23日、たった6人の学生たちと彼らの教授(Emmanuel Bailly)よってパリに創設されたカトリック系団体。その中で、もっとも知られているのはフレデリック・オザナン(Frédéric OZANAM)という学生で、他の学生たちとよくエスプラパード広場にある教授宅で共に勉強したり、寝泊りしていました。夜になれば仲間たちと歴史、法律、医学などに関する討論をしていました。もともとは自分たちの将来のために始めたのですが、のちにそれが広場で行われるようになり”講演会”というのが誕生したのです。
その講演会とりわけ貧困層の多い地域で行われ、とりわけ貧困層の住民が多いモフター通り(Rue de Moftard)では頻繁に後援者たちが訪れていました。
その団体の支援はカトリック教会であっとそうですが、その学生たちはカトリック教徒ではありませんでした。したがって、本当にカトリック教の団体なのか?という疑問が浮上していたらしいです。そのためどちらかというと、人文科学系の人道宗教(Religion de l’humanité)という言い方に言い換えられていました。
この団体の活動は段々と発展していき、1835年には南仏ニーム、翌年ではリヨンにも拠点を置き、44年以降はイギリス、ドイツ、オランダ、ギリシャ。またヨーロッパを超えてトルコ、アメリカ、メキシコ、カナダまで発展していきました。たった10年ちょっとで国際的な組織まで発展しました。
どのようにたった10年ちょっとでここまで発展したのでしょうか?
方法は至ってシンプルでした。人を伝って団体に呼び込むことです。つまり、宗教活動みたいなものですね。
ただ、人が一人誘っただけでは大きな団体にはなりません。誘われた人がまた他の人を誘って、またその人が他の人を誘って。。。というのを繰り返したわけです。
その点では、OZANAMは宗教チックなやり方で人を集めたみたいです。
まず、自分に近い人から呼び集め、彼らがカトリック教に染まったかどうか、実際に彼らの講演会を見て判断し、そうでなければ帰さなかったそうです。
怖いですね。
また、これだけ大きな団体になると”分裂”というのがどうしても起きてしまうみたいです。
1850年代には、OZANAM派とBAILY派に分かれて、それぞれ自由主義派と非妥協主義派となったそうです。これによって、カトリシズムの分裂が起こりました。
大きくなれば分裂、細胞みたいですね。細胞分裂。
このように、人から人を伝って大きな団体になる。組織を作るには人との繋がりが大事である。
現在ではカトリックということにはこだわらず、ライシテ(laïcité)を通して活動が行われていて、ヨーロッパ、アメリカ大陸、アフリカ、アジアの各国に拠点を置いています。
なんというかちょっと皮肉みたいな書き方になってしまいました。あまりいいことは書けていませんね。
時間ができたらちゃんと書けよ、はい。。
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